ペパーミント有効説第2弾!!ということで、先日紹介したアデレード大学の研究結果に続いて、ペパーミント効果を裏付ける研究結果を見つけたので紹介します。
南アラバマ大学のDr. Brooks Cash(以下、Dr. Cash)さんの研究になります。この研究成果は、2015年5月にワシントンDCで開催された「消化器病会議」で発表されたようです。
ちなみにソースはこちらです。(2019年2月10日アクセス)
※赤字は管理人かもしかの感想です。
集められた72名の被験者たち
Dr. Cashは72名の実験参加者(全員ローマⅢ基準に該当するIBS患者)を集め、35名にはペパーミントオイルを投与、残り37名には疑似薬を投与した。ちなみに参加者の平均年齢は40歳、女性が全体の80%で、大半が白人だったということです。 なお、参加者は、IBS症状を「重度」または「耐え難い」と評価した。
ちなみに、ローマⅢ基準について詳しくお知りになりたい方はこちら(日本神経消化器病学会の記事)をご覧ください。
女性が多いということなので、便秘型の方も多くいたのでしょうか。そこまでは書いていなかったため、ちょっと不明です。
実験の結果
28日目の時点で、ペパーミントオイルを投与された参加者は、重症で耐え難い症状の数が66%減少したと報告しました。疑似薬を服用している患者については42%が同じ症状の軽減を報告しました。
Dr. Cashは「ペパーミントオイルは、医師がIBS患者を治療する際、処方箋以外の選択肢となりうる。」とし、ペパーミントオイルは平滑筋弛緩、痛み軽減等に作用するとしています。
66%もの患者の症状が改善したとは、ペパーミントオイルの効果は素晴らしいものがありますね。
ペパーミントはやはり有効なのか?
消化器官の不調にペパーミントオイルを使用するという概念は新しいものではありませんが、この研究では、その概念が進歩していることがわかります。 医師は「典型的なIBS-D型またはIBS-M型の患者には、ペパーミントオイルという追加的な効果のある市販サプリの選択肢がある」と安心するべきです。 最も印象的な結果は、ペパーミントオイルを摂取した24時間以内に腹痛と膨満感が改善したという反応が見られたことで、必要に応じてペパーミントオイルを使用することに意味があることを示唆しています。
プロバイオティクスは即効性があまりないと思いますが、どうやらペパーミントオイルは即効性を兼ね備えているようですね。ますます興味が出てきました。
記事を読んで(管理人かもしかの感想)
この記事を読んで、さらにペパーミントへの興味が増してきて、さっそくアマゾンでポチりました。とりあえず1週間ほど試してみて、どのような効果があったのかをご報告できればと思います。