短期滞在者は知らないけど、長期滞在者にとって運転免許は超重要。車の運転はもちろん、身分証明書として使えるから便利。
必要書類とか申請方法は各自ウェブに掲載されているだろうから、自分でチェックしてね。今回は情報の少ない免許試験の中身について。
国際免許証ではダメ
バージニア州では日本から国際免許証を持ってても、居住者となってから60日以内に免許証取得しなければならないというルール。だから早く免許とりましょう。たとえ60日以内でも警察に捕まると結構面倒らしい。下っ端の警察官はお上のルールなんて知らぬ存ぜぬだから、国際免許証見せても「なんだこの紙切れは?いいからアメリカの免許だせやコラ。ない?てめー無免許運転だ。」となりかねないので気を付けましょう。
ちなみに、運転中に警察に車両を停めるように要請されたら、車を停め、窓を開け、両手はハンドルの上に置いて警察の指示を待つ。免許見せろと言われたら、「○○にあるから、取り出していいか?」などと聞いて許可を取ってから、バックを漁りましょう。何も言わずにバックに手を突っ込むと拳銃でも取り出すのではないかと思われて、最悪撃たれます。
あと、自分から車外に出るのはやめましょう。これも最悪撃たれます。
DMVで試験を受ける
試験は筆記試験と実技試験の2つ。申し込みは当日直接DMVに行って取る。めちゃくちゃ混んでるから、朝早く行かないと大変なことになる。
運が良ければ同日に筆記と実技を受けられるとどこかで聞いたけど、多分それは昔の話だろうな。
カウンターで必要書類を提出し、チケットをもらって椅子に座って自分の番号が呼ばれるまでひたすら待つ。
自分の番号が呼ばれたら、ログインIDが書いたある紙を渡され、パソコンスペースに行くように指示される。パソコンにログインして、筆記試験開始。
筆記試験
筆記試験は標識問題を10問とその他ルールを問う問題が30問。標識問題で1問でも間違えると次の30問には行けない。俺は筆記試験の正確な情報がなかったので、公式サイトを使ってルール完璧にしていった。何しろ落ちて、もう一回長蛇の列に並んで受けなおすのが面倒からね。俺面倒なこと嫌い。
ルール完璧だったとはいえ、凝った問題とか出されると嫌だなってのもあったので、ちょっと緊張してた。
いざテストに臨んでみると、さっき紹介した公式サイトの問題まんまのが出た。くっそ簡単じゃん、死ねよ、勉強そんなしないで良かったじゃん。
もちろん結果は満点。余裕過ぎて死ねた。
実技試験
筆記試験に受かったらまた先ほどのカウンターに行って、今度は実技試験の予約をする。ちなみにバージニア州で実技試験を受けるときは、自分の車を持ってこないといけない。俺は友達に車を借りた。
実技試験は担当試験管が付き、行われる。俺は険しい顔をしたインド系の試験管だった。
最初、自分の車のところへ行き、「エンジンかけろ、ブレーキ踏め、ホーン鳴らせ、バックギアに入れろ」などなど基本操作とランプの確認をさせられる。他人の車を使う場合、こういった操作を持ち主に習っておいた方が良い。たまたま帰り際見た受験生がここで躓いて、試験終了になっていた。遠巻きに見ていたから詳しいことはわからないが可哀想だったな。
その後、試験管は助手席に座り、色々と指示を出してくるので、指示通り運転。危ないのは速度超過や右折禁止地点での右折。しっかりとルールに従って運転しよう。10分くらい運転したら、DMVに帰ってくる。その後、合否の結果を知らされるまでまたDMV内の椅子で待機。受験番号が呼ばれ、仮免許証を渡され、後日本物の免許証が郵送で届くことを伝えられる。
後日
自宅に免許証が送られてくる。これで晴れて免許保持者。めでたしめでたし。