若者と車
“若者の車離れ”、最近よく聞く言葉だ。私はアラサーなので渋谷を毎晩うろついているようないわゆるイケイケの若者ではないが、若者に属するだろう、というか属させてください。
さて、そんな若者が車から離れているかというと、たしかに離れていると思う。というより、若者も車から離れてるし、車も若者から離れている。私の完全なる独断と偏見だが。
みんな大好き、“若者の車離れ”という言葉
まずは若者の車離れについて。
私は今年で32歳になる。都内の私立大学を卒業後、それなりの会社に勤め、友達もそれなり会社に勤めている。金銭的には決して車が買えないわけではないが、友達のほとんどが車を所有していない。というか、自分の親友(と言っても十人程度)と呼べる人で車を所有している人はいない。おそらくそれには色々と要因がある。まず、ほとんどみんな都心に住んでいる。(9人が東京。1人福岡。)次に、ほとんどが子供がいないor結婚していない。
そう、彼らは別に車を持つ必要がないのだ。電車があれば買い物やレジャー施設にもいけるし、車がなくても彼女ができるし、何より車を持つことは金がかかる。さらに事故を起こすリスクまで増える。
俺が勝手に名付けた“車の若者離れ”
車も若者から離れているんじゃないか。だって車高いもん、プリウスってなんか平凡な車なイメージだけど、それでも乗り出し300万円くらいいっちゃうんでしょ。300万だよ、300万。車は家の次に高い買い物とはよく言ったものだけど、家(正確には土地)と違って価値が必ず0に近づいていく。フェラーリとかプレミアのついた車は別にして、普通は10年くらいで鉄くずとなる。土地は価値が減ることもあるけど、逆に増えることもある。車は不動産といいつつもかなり消耗品寄りだよね。
そんなものに300万円も払うのは、アラサー目線から見るとかなりナンセンスに感じる。300万あれば一週間の海外旅行が15回くらい行けるし、銀座で寿司100回くらい食べれるし、1年ニートできる、そんな金額だ。
日本人の給与は上がってないけど、車の値段は上がってうんぬんかんぬんみたいな話もあって、エビデンス探すの面倒だから出さないけどたぶん本当なんだろう。アメリカの物価すげー高かったもん。
車はどんどん値段が上がり、若者の手の届かないところへ行ってしまったのであった。
300万は高過ぎ。例えば100万円くらいでそこそこの車が買えるならちょっといいかもって思えるもんね。
マイカーにメリットはないのか
でもマイカーにはお金で買えないメリットがあるんだ!!プライスレス!!
そういうご意見もあるだろう。まあまあ、そう熱くならずに。
たしかに車があれば電車の時刻表にとらわれずに気軽に旅に出れるし、駅遠のお店にも気軽に行ける。車のトランクを物置に使えるし、車の中なら素敵な秘事だってできるかもしれない。
そこでみんな考える、「じゃあ必要な時にだけ車を借りるのがコスパ良いんじゃね?」
そうだよね、そうなるよね。よし仕方ない、そこまで言うならマイカー、カーシェア、レンタカーのどれが一番得なのか、このコスパ猿が教えてしんぜよう。
これはあくまで私のケースについて考えるので、万人に当てはまらないと思うが、参考にしていただけると嬉しい。
それでは詳しい検証はまた次回。